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NHKドラマ 東京裁判を観て思ったこと。

 

ついこないだ、NHKで放映していたドラマ「東京裁判」をYoutubeで観た。

内容は裁判に出た11人の判事の裁判を巡る対立・葛藤などを描いたものであった。

さすがはNHKとだけあって、クオリティはとても高かった。バカみたいにドラマ性や下手な演劇力を求める民放の歴史ドラマとは違い、こちらはより事実を忠実に再現していた。

このドラマの中では「人が戦争を裁くことができるのか。」というのが大きなテーマだった。

ドラマでは判事らが決して一枚岩ではない事いわれた。理由は各自の判事の意見。

2.その中でもパール判事・ベルナール判事の意見は注目に値。前者はそもそも日本の侵略を「パリ不戦条約」に違反していないとして無罪、後者は侵略の罪(平和に対する罪)は存在せず一般的な戦争犯罪として取り扱うべきだという事を主張。時代の流れを気にしてさっさと有罪にしようとした多数派判事らとは一線を課していた。

3.今まで東条英機らが死刑になった事などは知っていたが、東京裁判の中身を全く知らず「戦争に負けた日本の指導者らは当然罰せられるべき」という雰囲気でスムーズに裁判が進んだのかと思ってきたがそうではなかった。これは意外と皆知らないんじゃないか。

4.確かにいわれてみれば、アメリカだって空襲や原爆などもろ「人道に対する罪」を犯しているわけで、「戦争に勝ったから結果オーライ」感はめちゃめちゃある。

5.しかも「公正」に開かれるはずの裁判の判事・裁判長がみんな連合国側なのもおかしな話だし、戦争が罪として裁けるのかどうかという問題も怪しい。

6.こんな感じで、今まで自分が何の疑いもしなかった事を考えるようになった良い機会にあった。もしかしたらNHKは自分みたいに今まで東京裁判について、上に書いたようなことを考えてこなかった人たちに考えさせたかったのかもしれない。