ヨーロッパとアメリカについて

 

自分は昔アメリカに3年間住んだことがあり、今はヨーロッパに住んでいるわけなのだが、両者は色々な面で異なっている。

まずは言語。アメリカ人は基本的に英語以外話せない。高校や大学などで外国語を習うらしいがまず彼らがそれを使っているのを見たことがない。それに対して、ヨーロッパの人たちは少なくとも3つの言語は話せる。しかもどれもかなり高いレベルで。英語はほとんどの人が上手かれ下手かれ話せ、第2、3外国語もそこそこ話せる。正直うらやましい。英語が少し話せるからと言って調子に乗っていた過去の自分を思い出し恥ずかしくなった。

2つめは雰囲気と性格。一般的にアメリカ人は「陽気、おしゃべり」なのに対しヨーロッパ人は「寡黙で穏やか」という感じだ。空気を読むことなど、日本人に少しだけ似ているところがあると思う。典型的なアメリカンな性格の人間はヨーロッパではあまり好まれないように思える。

留学する前までは、アメリカとヨーロッパにここまで違いがあるとは思ってなかった。「欧米」という言葉が示す通り、両者は基本的に文化は同じであろうと思っていた。しかし留学序盤でフラットメイトや友人らと話しているうちにその違いに気づいた。自分の中では面白い発見であった。

そして何よりもヨーロッパ人の方が歴史に精通している。さすが2千年近くずっと戦いをしているだけある。彼らはヨーロッパ史以外にもアフリカ史やアジア史にかなり詳しい。どこか一緒に観光しても、その地史に興味を持っているところを見るとそれを大変実感する。「ここは大戦中にフランコによって爆撃された場所なんだ。だから俺たちカタルーニャ人はこの屈辱を忘れないようにと爆撃の跡をそのままにしているんだ。」とカタルーニャ人の友達が物悲しし表情で語っていたことは記憶に鮮明に残っている。

その点、アメリカ人はそこまで歴史に精通していないように思える。もちろん中には歴史が好きな人はいるがそれはごく一部で、まず話してて歴史の話で盛り上がることはない。やはり国自体がここ200年くらいでできたからなのか。

何が言いたいかというと、意外とアメリカとヨーロッパは文化面で異なっているということ それからその違いが主に上の3点に集約される。こんなことを知ったからと言って何かのためになるわけではないけど、そこそこ興味深い内容であると自分で確信している。